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【ワーパパ向けコラム】妻の妊娠中に夫がするべき・してはいけない10のこと(妊娠初期編)

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こんにちは。松納言(しょうなごん)です。

今回は妊娠中の妻がいるワーキングファーザー、通称ワーパパ向けの内容です。

 

かわいい我が子を、お腹の中で大事に育ててくれる妻のため、自分も何かしてあげたい。けれども何をすればいいのかわからない。ここではそんな旦那さまに知ってもらいたい、妻の妊娠中にするべきこと・してはいけないことをまとめてみました。

 

大切なのは"アドバイス"より"共感"です

妊娠をするとホルモンの影響で、気持ちが不安定になります。とくに妊娠初期は、身体の変化に戸惑う女性も少なくありません。

 

「つわりがつらい…」

 

妻がそんな弱音を吐いたら、あなたならどうしますか?いそいそとスマホを持ち出し、「つわり 症状 改善」なんて検索しようとしていませんか。そうではないんです。「うんうん、つわりってつらいよね。」「変わってあげられなくてごめんね。」「本当にありがとう。」と言葉をかけてあげてください。

 

「つわり 症状 改善」なんて、奥さまはとっくに調べています。知った顔をして「つわりには、グレープフルーツがいいらしいよ!」とか言われた日には、ふつふつと怒りが湧いてきます。そうではないんです。奥さまが求めているのは、"アドバイス"ではなく"共感"なのです。

 

理不尽に負けないでください

「うんうん、つわりってつらいよね。」と共感したけれど、なぜか奥さまの地雷を踏んでしまった。ええ、そんな日もあります。妊娠中は何かとイライラします。これも全部ホルモンのせいです。

 

何でもない言葉が、奥さまの地雷を踏むことがあります。「何でこんなことで怒っているんだろう。」と考えたら負けです。奥さまの地雷を踏んでしまったら、それがどんな理不尽なことでも、「気遣いが足りなくてごめんね。」と謝りましょう。原因を探るのは時間の無駄です。すべてはホルモンのせいです。

 

そして労わってください

そしてどんな小さなことでも、労わってあげてください。妊娠を隠して働いている奥さまには、「今日もしんどい中、お仕事お疲れさま」という言葉が刺さるはずです。奥さまからの労りの言葉は期待しないでください。今は自分の身体のことで、いっぱいいっぱいです。

 

口は出さないでください

はじめての妊娠はわからないことだらけです。お腹の子どものために、いろいろと調べて、それを奥さまに伝えたくなることもあるでしょう。

 

たとえば妊婦にあまりよくない食べ物を、奥さまが食べていたとします。そんなときも頭ごなしに「それって食べちゃダメだよ!」と伝えるのではなく、「食べすぎには気を付けてね。」程度にとどめるとよいでしょう。あとは奥さまの「母性本能」を信じてください。

 

ただしアルコールやたばこ、医師の許可を得ていない薬などは胎児に悪影響を及ぼすため、強い口調で戒め、必ずやめさせてください。

 

手は出してください

家事をしてください。料理、洗濯、掃除、何でもしてください。それだけです。

 

奥さまの要望を聞いてください

「今日はお風呂をピカピカに掃除したよ!」そのがんばりが奥さまに伝わらないケースもあります。「お風呂を掃除する暇があったら、買い物に行ってほしかったんだけど。」なんて言われた日には、気持ちもガックリしてしまいますよね。

 

そんなことにならないためにも、何かやる前に奥さまの要望を聞いてください。「今からお風呂をがっつり掃除しようと思ってるんだけど、いい?」というように。ここまでしなくてはならないのか、と思う旦那さまもいるでしょう。けれども、そうすることでお互いに気持ちよく過ごせるようになるのです。

 

ちなみに松納言の夫は、必ず要望を聞いてから動いてくれるようになりました。5年間の教育の賜物です。

 

会社での手続きや報告を急ぐ必要はありません

旦那さまの会社側での手続きは、ほとんどが産まれたあとです。よって妊娠初期は、これといった申請・手続きは必要ありません。また上司への報告も安定期に入ってからで十分です。最近は育休を取得する男性も増加傾向にあります。会社によっては、出産に関する特別休暇を定めているところもあるようです。こういった制度を上手に活用できるよう、積極的に情報収集していきましょう。

 

母子手帳代理人発行は意外と手間がかかります

妊娠が確定すると、役所の窓口に母子手帳を受け取りにいきます。母子手帳の発行は旦那さまが代理人として手続きすることも可能です。けれども、母親である奥さまがおこなった方がスムーズです。旦那さまが代理人として手続きする場合、奥さまの身分証明書や、両親・義両親の生年月日などの情報が必要となります。良かれと思って代理人申請をおこなうはずが、思いがけず手間取ってしまうことがあるのです。奥さまの仕事が忙しい、つわりで動けない、などの場合は代理で手続きするべきですが、意外と大変です。

 

旦那さまは大黒柱です

ここまで読んできて、「妻の召使いのようだな…」と感じる旦那さまもいるかもしれませんが、決してそうではありません。一家の大黒柱は、旦那さまです。外で働き、家でも働き、「自分の時間がない!」と思うこともあるでしょう。けれども、それが父親になるということなんです。

 

よく「子どもが生まれるまでは父親の自覚が芽生えにくい」なんていいますが、ここまで読んでくれたあなたは、もう父親になる準備ができつつあります。「家族のために何かをしたい!」という気持ちがあれば、素敵な家庭が築けるはずです。そう思って、妊娠中のさまざまな試練に耐えてください。

 

さいごに

今は情報があふれている時代。「妊婦はこれをした方がいい」「あれをしてはいけない」という情報に振り回されすぎないよう気を付けてください。奥さま、旦那さま、そしてお腹の赤ちゃんが楽しく快適に過ごすことが、何より大事です。

 

さいごににもう一度。ワーパパのみなさん、大切なのは”アドバイス”ではなく”共感”です!