東京・横浜マザーズ通信

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【ワーパパ向けコラム】2018年はイクメンではなく良きワーパパを目指そう!

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こんにちは。松納言(しょうなごん)です。

 

みなさんはイクメンという言葉にどんな印象を持ちますか?私は「旦那さんイクメンですね!」と言われると、少し、ほんの少しですがイラっとします。

 

正確には「イクメン」という褒め言葉を、何の躊躇もなく受け止めている夫にイラっとするのです。もちろん世の男性のお手本となるような、本物のイクメンもいるでしょう。けれども、そういう人たちが妻の求めるイクメンレベルをグッと上げてしまっているのです。それに応えることができなければ、「勘違いイクメン」「自己満足イクメンといった思わぬレッテルを貼られてしまうことになります。

 

そこで今回は、イクメンではなく良きワーパパという新しい選択肢を紹介したいと思います。

 

妻が求めるイクメンのレベルとは?

積極的に子育てに関与する男性をイクメンといいます。言葉の意味からすると、子どもをお風呂に入れたり、一緒に公園で遊ぶだけでも立派なイクメンです。けれども、妻それで満足するでしょうか。答えはノーです。なぜなら世の中には、イクメンの鑑となる男性が存在し、ロールモデルを広く公開してしまっているのです。ここで、あるイクメン男性の一日を紹介します。

 

6:00起床 息子のおむつ交換・着替え

7:00朝食 食器片づけ

8:00出勤 息子を保育園へ送る

18:00帰宅 

18:30夕食 食器片づけ

19:00入浴 息子と一緒にお風呂

21:00寝かしつけ

22:00お風呂掃除、ゴミ出し

 

家事や育児を効率よくこなし、帰宅時間も早い。イクメンとしてはお手本のようなスケジュールです。あなたはこの生活を送ることができますか?そもそも首都圏で働く男性のみなさん、18時に帰宅って現実的ですか?妻が求めるイクメンは、このレベルなんです。夫側が「毎日お風呂に入れている」と思っても、妻側は「毎日お風呂しか入れてくれない」と捉えている可能性があるのです。このギャップが夫婦間のすれ違いに繋がります。

 

昔の子育て、今の子育て

イクメンという言葉は、2010年当時の労働大臣がイクメンプロジェクト」を始動させたことをきっかけに、広く知られるようになりました。また男女平等、女性の社会進出という点からも、イクメンが浸透しやすい環境が整っていたといえます。

そもそも私たちの親世代は、「家を守るのは女の仕事」という価値観でした。私の母親はフルタイムで働くワーママでしたが、家事と育児は基本的に母親が担っていました。父親は寝っ転がってテレビを見ていたイメージです。

それに比べると、今の男性は本当によくがんばっています。ゴミ出し、トイレ掃除、食器洗いなど、汚れ仕事を率先してやってくれるのですから。それでも妻は満足してくれなくなっています。本当に気の毒です。そこで世の中の働く男性のために、良きワーパパという提案をしたいと思います。

 

ワーパパとワーママという選択肢

共働き家庭が増えると共に、ワーキングマザー、通称ワーママという考え方が広がってきました。働きながら家庭を支えるワーママ向け情報も、たくさん発信されています。一方男性はどうでしょう。イクメンに関する情報が増えると共に、負担が増してはいないでしょうか。

ワーママが支持されているのであれば、ワーパパという選択肢があってもいいはずです。ワーパパは無理のない範囲で家事と育児に関与します。もちろん母親側にそのしわ寄せがいってはなりません。

ではどうするか。生活スタイルを見直すのです。便利家電やベビーシッター、ハウスキーパーなどをうまく活用していきます。家事にかける時間を短縮することで、子どもとの時間を確保するのです。

そして何より大切なのは、妻との時間の確保です。イクメンとワーパパの違いは、妻との関わり方にあると私は考えます。良きワーパパになるためには、妻とのコミュニケーションが欠かせません。

「今は育児より仕事をがんばってほしい」「出産直後の一週間だけ育休を取得してほしい」「育児よりも家事を中心に手伝ってほしい」、家庭によって夫に求めることは違います。すべての妻が育児に全力投球する夫を求めているわけではないのです。世の中の流れに流されてイクメンを目指すのではなく、自分の妻が何を求めているのかをしっかりと理解することが重要です。ワーパパとして妻の良き理解者となることで、笑顔溢れる家庭を築いていきましょう。