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乳児連れ・幼児連れで人気の観光地「鎌倉」を満喫するためのおすすめコース

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こんにちは。松納言(しょうなごん)です。

 

古都「鎌倉」は、首都圏からも気軽に行ける人気の観光地です。見どころ満載の鎌倉ですが、乳幼児を連れての観光は事前準備が必須です。ここでは、鎌倉観光で苦労した私が見つけた混雑を避けられるおすすめコースと、楽しむためのポイントを紹介していきます。

 

鎌倉の混雑状況は?

かつて武家政治の中心地として栄えた鎌倉には、現在も数多くの寺院や史跡が残っています。また、四季折々の植物が咲き誇る山々と広大な海に囲まれる、自然豊かなエリアでもあります。

東京駅からも1時間強でアクセスでき、国内外から多くの人が訪れる観光都市です。一年間の延入込観光客数は2,000万人で、面積(1㎢)当たりの数値では京都市の9倍近い数値です。このことから、鎌倉は「狭いエリアに多くの観光客が詰めかけている」ことがわかります。

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鎌倉市/観光客数及び海水浴客数

特に人気スポットである鎌倉駅、長谷、七里ヶ浜は混雑も激しく、電車に乗るまでに30分以上時間がかかることも珍しくありません。

休日が混雑していることはもちろん、平日も意外と混んでいます。 これは海外からの観光客が多いことが影響していると思われます。車もバスも電車も本当に人、人、人です。鎌倉観光の際は、それなりの混雑は覚悟しておく必要があります。

 

観光エリアのおむつ替え、授乳スペースは?

鶴岡八幡宮をはじめ一部の寺院では、乳幼児用に設置されたベビーベッドでおむつ替えが可能です。電車で移動する場合は、JRや江ノ電の構内でも、多目的トイレにおむつ替えシートが設置されています。が、あまりきれいではありません。

主要な観光エリアである鎌倉駅江ノ電周辺では、授乳できる場所も限られます。大船・藤沢には授乳室のある大型ショッピングセンターが何か所かありますが、鎌倉駅は個人商店がほとんどで、授乳できる場所は確保されていません。

観光エリアから少し離れたところに、授乳室のある市役所や図書館などがあるため、こういった公共施設も積極的に利用していきましょう。

 

車と電車はどっちがいいの?

自家用車を使うか公共交通機関を使うか迷うところですが、今回は電車でのプランを紹介します。ちなみに私は、車・バス・電車のすべてを経験しました。それぞれに良し悪しはありますが、やはり電車が一番確実で便利だったように感じます。

ちなみに車とバスを利用したときは、渋滞に巻き込まれ、大きく予定が狂いました。また自家用車の場合、駐車場の空きを見つけるのにも一苦労で、子どもも移動に飽きて愚図ることが多かったです。

一方、電車は混みはするものの、比較的スケジュール通りに移動することができました。また、江ノ電は車窓から海が眺められたり、路面電車区間があったりと、移動中も楽しみながら過ごすことができたように思います。

 

おすすめコース

乳幼児連れの観光では、子ども中心のスケジュールを立てることが第一です。鎌倉は混雑の激しい観光地ですが、江ノ電の終点である藤沢駅は、実はそこまで混んでいません。JR湘南新宿ラインの快速を利用すると、休日でも座って鎌倉エリアまでアクセスすすることができます。

また、百貨店や大型ショッピングセンターがいくつもあり、広い授乳室やきれいなおむつ替えシートがあります。鎌倉の観光エリアに入る前に、藤沢で万全の準備をするのがおすすめです。私は藤沢駅前のOPA7階のベビールームで、おむつ替えと授乳をしました。OPAのベビールームは広さも十分あり、きれいでした。

藤沢駅前の小田急百貨店は、2018年現在改装工事中です。リニューアルオープン後は小田急百貨店内のベビールームも利用できるようになるはずです。

鎌倉観光の中でも、特に人気が高いのが江ノ電沿線です。海沿いを走る江ノ電沿線には、寺院や海水浴場など、様々な観光スポットがあります。私はかつて、江ノ電を利用しない鎌倉観光をしたのですが、やはり物足りなさを感じました。混雑は必至ですが、鎌倉観光に江ノ電は外せないでしょう。

そんな江ノ電ですが、実は藤沢駅から鎌倉駅に向かうルートは、意外と穴場です。午前中であれば、乗車規制もなく、発車5分前で座れるケースもあります。よって、混雑を避けるためには、藤沢から江ノ電に乗車して鎌倉駅を目指す迂回ルートがおすすめです。

江ノ電に乗車後は、車窓を楽しみつつ、早めのランチが取れるレストランに向かいます。ランチは、おしゃれなテラス付きレストランが軒を連ねる七里ヶ浜エリアがおすすめです。11時頃であれば、人気のレストランにも待ち時間なしで入れます。ランチ後は七里ヶ浜の海岸で、軽く水遊びするのも良いでしょう。

そして、再び江ノ電に乗車し、鎌倉駅を目指します。大人だけの観光であれば、極楽寺や長谷で降車したいところですが、寺院の観光は子どもにとっては退屈です。また、駅から寺院までは距離があるところも多く、子連れで歩いていくのは大変です。よって、終点の鎌倉駅まで向かいましょう。

鎌倉駅では、東口から降りて鶴岡八幡宮を目指します。鶴岡八幡宮へは、鎌倉中心部のメインストリートである若宮大路を通るコースがおすすめです。若宮大路は、食べ歩きのお店やおしゃれな雑貨屋さんなどが立ち並び、のんびり観光するのにぴったりなスポットとなっています。

鶴岡八幡宮に到着したら、まずおむつ替えや授乳を行いましょう。年間を通して多くの観光客で賑わう鶴岡八幡宮は、子連れに配慮したスペースが用意されています。大型ショッピングセンターと比べると簡易的な授乳・おむつ替えスペースですが、観光地の中にあるというだけでも、とても便利です。場所は、舞殿右手奥の直会殿(なおらいでん)1階の参拝者休憩所です。お菓子やジュースを販売している売店があり、店員さんに声をかけて授乳スペースを使わせてもらいます。

ただし、授乳スペースは休憩所の一角をカーテンで覆うだけのもので、隙間もあります。気になる人は、授乳ケープを持参するのがベストです。

鶴岡八幡宮の観光を終えたら、鎌倉駅から岐路につきます。帰りの電車は、どうしても混雑しますが、1本見送れば座席を確保できることもあります。余裕を持ったスケジュールを立てることで、子どもも大人も鎌倉観光を満喫しましょう。

 

コースプラン

10:30 藤沢駅到着

藤沢駅前のOPA、7階ベビールームで授乳・おむつ替え

11:00 江ノ電七里ヶ浜まで移動

海が見える進行方向右側の座席がおすすめです。

11:30 海が見えるレストランでランチ

レストランは、ほとんどが大人向き。子ども用エプロン、お手拭きがあると便利です。

12:30 江の島を眺めながら海遊び

足拭きタオルを忘れずに

13:30 江ノ電七里ヶ浜から鎌倉駅まで移動

長谷、由比ガ浜で人がたくさん乗ってきますが、5分程度の我慢です。

14:00 鎌倉駅近辺の観光

東口から鶴岡八幡宮を目指します。鳩サブレーの本店が有名です。

15:00 鶴岡八幡宮の観光

参拝者休憩所の奥のスペースで授乳・おむつ替え

16:30 鎌倉駅出発

 

まとめ

鎌倉は大人にとっては魅力的な観光地ですが、子どもにとっては、飽きやすい場所が多いのかもしれません。海で遊んだり、途中でお菓子を購入したり、子どもが楽しめるように工夫して過ごしましょう。

また、鎌倉の街は坂道や階段も多いため、ベビーカーでの移動は大変です。公共の交通機関では、ベビーカーを使っている人は、ほとんど見かけませんでした。抱っこ紐や歩きでの移動がメインとなるでしょう。

 

どれだけ準備をしても、子連れのおでかけは何が起こるかわかりません。大変なこともあるかもしれませんが、それでも家族で遠出をしたことは、きっと大切な思い出となるはずです。ぜひ、しっかりと下調べをして、鎌倉観光を楽しんでみてください。