東京・横浜マザーズ通信

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【ワーパパ向けコラム】良きワーパパになるために本音と建て前を使い分けよう

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こんにちは。松納言(しょうなごん)です。

 

以前ワーパパ座談会という特集で、「21時前には家に帰りたくない」「妻との食事は接待」と発言していたワーパパを見かけました。まぁその気持ち、わからなくはありません。けれども、それを顔出しで堂々と言える度胸がすごいな、と思いました。よっぽどできた奥さまをお持ちなんでしょう。

 

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私のような普通の妻であれば、そんな言葉を聞いた日には、怒りが爆発することは間違いありません。ここでは、そんなギスギスした雰囲気とは無縁な良きワーパパになるためのコツを紹介していきます。

 

家で少しはゆっくりしたいと感じたときは…

育児には休みがありません。0歳のときは、おむつ、離乳食、お風呂と身の回りのお世話が中心ですが、自分で動けるようになると、遊び相手としてのタスクも加わります。平日仕事を終えて帰ってきても、家には元気いっぱいの子どもと、疲れ切った妻がいるのです。

子どもはお父さんに遊んでほしいと思うし、妻は家事や育児を手伝ってほしいと思っています。常にその要望に応えられるのが、良きワーパパかもしれませんが、父親だって人間です。仕事で疲れ切って帰ってくることもあるでしょう。そんなときは、家でゆっくりしたいと思って当然です。しかし、それをストレートに伝えてしまうと、妻の地雷を踏むことになりかねません。めんどくさいですが、よりよい家庭を築くためには、本音と建て前を上手に使い分けることが大切なのです。

 

本音:

今日は疲れているから、ちょっとくらい休ませてよ。

建て前:

今日は仕事でちょっとへこむことがあったんだ。お風呂でリフレッシュして気持ちを切り替えて家事と育児をがんばるね!

 

さりげなく「今日は仕事が大変だった」ということを伝え、お風呂でゆっくりしたいという意思表示をします。リフレッシュした後は、家事と育児に気持ちを切り替えることを明確にすることで、妻の承認も得やすくなるでしょう。

今回はお風呂を例に挙げましたが、食事、テレビなど、他の手段でも構いません。自分の身体を休めることができ、妻の理解も得られそうなワードを選ぶのがおすすめです。

 

妻のやり方に一言物申したいときは…

一家の大黒柱という言葉が死語になりつつある今、家庭を回すのは妻という認識が世の中のスタンダートとなっています。妻の方が家庭にいる時間が長く、掃除、洗濯、食事といった家事の多くを担当していると、夫側はどうしても「お手伝い」という位置づけです。

妻のやり方と少しでも違うと、「ちょっと!これ違うんだけど!」と怒られた経験を持つワーパパも多いのではないでしょうか。もちろん、妻のやり方や言い分が正しいこともありますが、いつもそうとは限りません。論理的に考えることのできる男性の方が正しいことも、実際は多くあります。

そんなとき、妻のため、家族のためを思って一言物申したいと思うこともあるでしょう。しかし、伝え方を間違えてしまうと、トラブルの引き金となってしまいます。不要なトラブルを避けるためにも、言い回しに注意することが重要です。

 

本音:

その順番で掃除するのは効率が悪いから、こうした方がいいんじゃない?

建て前:

いつも掃除してくれてるから家の中がピカピカで気持ちいいね。けど毎日は大変だと思うから、ときどきは、こうしてみてもいいんじゃない?

 

まずは、妻のやり方を肯定します。そしてそのあと、負担を軽減するためのアドバイスとして、新しいやり方を提案してみるのです。

人はストレートにやり方を否定されると、拒絶反応を示す傾向にあります。しかし、どんな形であれ一度肯定されると、そのあとのアドバイスが入ってきやすくなります。行為の肯定→新しい提案という流れで物申すことで、スムーズなコミュニケーションが可能となるでしょう。

 

子育ては長いようであっという間です

良きワーパパでありたいと思う一方で、家庭が心休まる場でなくなっていくことに違和感を覚えることもあるでしょう。仕事で気を遣い、さらに家でも妻の顔色をうかがって暮らすのに、息苦しさを感じる日もあるはずです。

しかし、子育ては長いようであっという間です。子どもは、早ければ10代で親元を離れて暮らすことになります。今は奥さんも、家事と育児でいっぱいいっぱいです。昔は優しかった妻が変わってしまってのではなく、環境の変化に応じて変わっているだけです。

ほとんどの場合、子育てがひと段落すれば、本来の性格を取り戻します。しかし、子育てをする中で、夫に不信感を抱いてしまうと、その気持ちを払拭することは困難です。子どもが巣立った後、よりよい夫婦であり続けるためにも、良きワーパパとしてできることから取り組んでみてはいかがでしょうか。