東京マザーズ通信

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他人のおもちゃを片っ端から奪うハイエナ親子に遭遇して思ったこと

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こんにちは。松納言(しょうなごん)です。

 

子育てをしていると、ときどきびっくりするような親子に遭遇することがありますよね。そんなとき、みなさんはどのように感じ、どんな対処をしていますか?

 

今回は私が公園で遭遇した、他人のおもちゃを片っ端から奪っていくハイエナ親子について、感じたことや対処法を紹介していきます。

 

ハイエナ親子との出会い

ハイエナ親子との出会いは今年の4月でした。といっても、初めて遭遇したのは私ではなく、じーじとばーばでした。遠方から遊びに来たじーじとばーばは、息子を連れて馴染みの公園に出かけていきました。

三輪車に乗って、砂場用のおもちゃとサッカーボールを持っていった3人は、公園に着くやいなや、元気な男の子に声をかけられたといいます。

彼は「三輪車貸してー!」と言い、返事を待つことなく息子の三輪車にトンと座りました。そしてそのあとハイエナ母が、「この子ったら人のおもちゃが大好きなんです、少しお借りしますね。」と、これまた返事を待つことなく颯爽と三輪車で遊び始めました。田舎から来たじーじとばーばは驚きつつも、「これが都会の公園なんだ…!」と三輪車を乗り回す男の子を見ていたそうです。

その後も、スコップで遊べばスコップを、サッカーボールで遊べばサッカーボールを奪っていき、ついに息子は泣いてしまいました。孫の泣く姿を見て、「これはやっぱりおかしいぞ…!」と感じたじーじとばーばは、早々に公園遊びを切り上げて帰ってきました。

私はこの話を聞いて、「そんな人いる?ちょっと話、盛ってない?」と思いつつ、少しイライラした気持ちになりました。

 

「ハイエナ親子」と名付けたわけ

ハイエナ親子とは、我ながら意地悪な名付けだなと思います。けれども、やっぱりこれが一番しっくりくるんですよね。

公園で子ども同士がおもちゃの貸し借りをすることは珍しいことではありません。やんちゃざかりの2歳児、3歳児は、勝手に人のおもちゃに手を出してしまうこともあります。それ自体は、仕方のないことでお互い様です。

けれども、保護者から「うちの息子がすみません…」「少し貸してもらっていいですか?」「ありがとうございます。」といった言葉があるとないのでは、大きく印象が変わります。ハイエナ母は、こういった言葉が一切ありませんでした。人懐っこい子図々しい子の違いは、親の振る舞いにあるかもしれないな、と感じた瞬間でした。

片っ端からおもちゃを奪っていく子ども、注意するどころか奪ったおもちゃで一緒になって遊ぶ母親の姿に、サバンナのハイエナを思い浮かべてしまいました。ごめんなさい。

 

有効な対処法

その後も月に何度か、ハイエナ親子に遭遇するようになりました。はじめはハイエナ子の勢いに押されておもちゃを奪われていましたが、いつまでも負けているわけにはいきません。子ども相手に大人げないとは思いつつ、少しずつ対抗するようになりました。

 

  • 息子の意見を尊重する

ハイエナ子に「貸して」と言われたら、まず息子に「お友達に貸してもいい?」と確認するようにしました。

息子はまだ2歳になったばかりでしたが、「どーぞー」と素直に貸してあげるときと、「いや!」と断固拒否するときがありました。

息子が貸してあげると決めたら、その意見を尊重します。どれだけおもちゃを雑に扱われても、それはもう仕方のないことだと諦めました。

反対に「いやだ」と意思表示をしたときは、「ごめんね、今日は貸せない。」とはっきり断りました。断ってもハイエナ子はまとわりつき、ハイエナ母はそれを遠巻きに見ているだけでしたが、ここまできたら根競べです。ひたすら「貸せないの、ごめんね。」で押し通し、場合によっては逃げるように公園を後にしました。

 

  • なんだかんだ理由をつけて断る

ハイエナ子は、有無を言わさず、おもちゃめがけて突進してくることもあります。そんなときは、「おもちゃ貸してあげる?」なんて悠長に息子に聞くこともできません。

よって、私の独断で断ります。「今日はもう帰るから貸せない。」「お友達と約束があるから貸せない。」と、必ず理由をつけて断ります。

ただ「貸せない」だけでなく、「なぜ貸せないか」をはっきり伝えると、ハイエナ子も理解してくれたように思います。

 

ハイエナ親子は本当に非常識か

ハイエナ親子と遭遇しても、適当にあしらうことができるようになり、私は一種の達成感を抱きました。しかし、そんな気持ちを見直すきっかけとなる出来事があったのです。

いつものように長男を保育園に送っていく途中、ハイエナ親子を見かけました。早朝の8時、まだ誰もいない公園で、ハイエナ子はいつものごとく元気いっぱい遊んでいました。裸足で公園を駆け回り、泥遊びをしたのか服も黒く汚れています。母親は、動き回る子どものあとを、一生懸命追いかけていました。

一生懸命追いかけているのです。ハイエナ母は謝罪やお礼の言葉こそないものの、子どもから目を離すことなく、いつも後ろをついて回っていることを思い出しました。私はハイエナ親子の一面だけを見て「非常識」とカテゴライズしていましたが、朝早くから公園に行き自由に遊ばせてあげる姿に、「良き母親」を感じました。

 

余裕を持った子育ての大切さ

公園に行っても、親同士のおしゃべりに夢中になったり、スマホばかりながめている保護者がいる中で、ハイエナ母はしっかりと我が子と向き合っていました。

そして、やんちゃな我が子との向き合いを大切にするあまり、周りに気を配る余裕がないのかもしれない、と気付いたのです。子連れで外出すると、どうしても周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。私自身、自分ではうまくやっているつもりでも、人から見たら非常識だと思われることもあったはずです。

子育て中は目先のことに捉われがちですが、もっと広い視野で物事を見ることが必要だと感じました。

 

私は器の小さな人間なので、ハイエナ親子の振る舞いに相変わらずイライラすることもありますが、そんなときは早朝の公園で見た二人の姿を思い出すようにしています。そうすることで、自分の中に「余裕」というスペースが生まれ、寛容な気持ちで接することができるようになる、はず、です。