【学芸員資格保有者が教える】カップヌードルミュージックの魅力とおすすめの楽しみ方
こんにちは。松納言(しょうなごん)です。
今回は横浜にあるカップヌードルミュージアムに魅力を、学芸員的な視点からまとめてみました。
はじめに
私は大学時代、文部科学省が定めた博物館に関する科目単位を修得しました。今の仕事はメーカーの企画職ですが、学芸員資格を持っています。
そこで、カップヌードルミュージアムの楽しみ方を、学芸員的な視点から紹介していこうと思います。
五感で楽しむ体験型施設
博物館といえば、「展示物」と「説明書き」がスタンダードな形です。しかし、近年「体験型施設」がじわじわと増加しています。体験型施設の最大の特徴は直感的な展示です。2011年にオープンしたカップヌードルミュージアムも、その「体験型施設」に分類できます。
それもそのはず。総合プロデュースは、国立新美術館、ユニクロ、楽天グループなど、名立たる施設や企業を手掛けてきた佐藤 可士和(さとう かしわ)さんです。彼のデザインはシンプルで親しみやすく、洗練されていておしゃれでもあります。
何歳から楽しめる?
カップヌードルミュージアムは、「子どもたちひとりひとりの中にある想像力や探求心の芽を吹かせ、豊かに育てる」ことを施設のテーマと掲げています。よって、子どもが楽しめる工夫が至るところに施されているミュージアムといえるでしょう。
映像も多いため、小さな子どもでも楽しめますが、おすすめは3歳以降です。理由は2つあります。
1つ目は「カップヌードルパーク」です。室内のアスレチック施設であるカップヌードルパークの対象年齢は3歳以上、小学生以下となっているため、0歳~2歳は入場できません。
2つ目は「マイカップヌードルファクトリー」です。世界でひとつだけのオリジナルカップヌードルを作れるマイカップヌードルファクトリー。参加枠も多いため、当日の予約も取りやすく、カップヌードルミュージアムを訪れる人のほとんどが体験するであろう人気のアトラクションです。ただ、丸椅子に座って絵を描く作業があるため、2歳以下の子どもは少し難しいかもしれません。
滞在時間はどれくらい?
短くて1時間、長くて4時間くらいです。ミュージアム展示を見るだけなら、1時間あれば回れます。少し時間ができたから、ぷらっと立ち寄りたい人も十分楽しむことができるでしょう。
カップヌードルミュージアムを満喫したい人は、チキンラーメンを手作りできる「チキンラーメンファクトリー」 や世界の麺料理に舌鼓をうてる「ワールド麺ロード」がおすすめです。チキンラーメンファクトリーは、事前申し込みが必要なイベントになります。すべてのアトラクションを体験すると、概ね4時間くらいになるでしょう。
まとめ
カップヌードルミュージアムは、ただ展示をみるだけの施設ではありません。見て、さわって、遊んで、食べて、いろいろな体験ができます。そして、その中から発明や発見のヒントを学び取ることをコンセプトとしています。
独創的な空間は、子どもはもちろん大人のクリエイティブシンキングも刺激してくれる魅力的な場所といえるでしょう。