【兄弟入所・横浜市】平成31年度の保育園申し込みを徹底解説!
こんにちは。松納言(しょうなごん)です。
平成31年度の保育園入所申し込みの受付がはじまりましたね。今回は何かと複雑な兄弟保育の申請について、徹底的に解説していきたいと思います。
基本的な考え方や方針は全国共通ですが、加点の条件などは各自治体で異なります。横浜以外に住んでいる方は、必ずお住まいの地域の情報を確認してみてください。
兄弟で同じ保育園に入れるの?
横浜市では、兄弟姉妹が同じ保育施設に入りやすいよう加点されます。点数は「きょうだいの状況」によって変わってきます。
いろいろ難しいことを書いていますが、上の子がすでに認可保育園に在籍していて、そこと同じ施設を希望するのであれば+4点です。また、兄弟児と異なる保育施設を申請しても、3点の加点がつきます。つまり制度上は兄弟児(下の子)は保育園に入りやすいといえるでしょう。
では実情はというと…
兄弟児だからといって必ず同一の園に入れるとは限りません。私のまわりでも、半数以上の人が兄弟姉妹を別々の施設に通わせているといった印象です。
その理由はランク判定にあります。ランクはA~Iまでの9段階です。Aが最高ランクとなっており、保育園の利用調整には、このランクが大きく影響します。
就労の場合は、労働日数と一週間の就労時間によってランクが変わります。
企業に所属し、フルタイム勤務をしている人であればAランクを獲得することができます。フリーランスや自営業の場合は、フルタイムで働いていても、ワンランク下のBランクとなるのです。
労働時間の短いパートであれば、さらに下のランクとなり、兄弟で同じ施設に入れる可能性は低くなるでしょう。
ちなみに横浜市では、以下の条件に当てはまる人もAランクとなります。保育士が優先的に入所できるところが、他の自治体との違いです。
こうなると、Aランク以外は兄弟入所が絶望的になってきますが、救済措置もあります。それは兄弟児はランク引き上げです。
兄弟児がすでに認可の保育施設を利用している場合は、ランクが引き上げられます。AランクはAAランク、BランクはAランクといった具合です。
待機児童が少ない園であれば、ランク引き上げによって、兄弟児が同じ施設に入所できる確率がアップするでしょう。
時短勤務の兄弟入所の場合はどうなるの?
育休明けは時短勤務を選択する人も多いのではないでしょうか。そんなとき気になるのが、先ほど紹介したランク判定です。
時短勤務で計算するとBランク、もしくはCランクとなってしまう…。私もそんな悩みを抱えた一人でした。けれども、問題ありません!
横浜市では、労働契約上の就労時間によって判定が行われます。これは、保育所利用案内にも記載されています。
以上のことから、時短勤務で兄弟児(下の子)を同じ保育園で申請すると
ランク:AA、加点:4点となります。
【目的別】おすすめの申請方法
兄弟を絶対同じ保育施設に入れたい場合は…
第一希望に上の子が通っている園だけを記入して提出してください。
ただしランクが低い場合は、入れないケースも大いに考えられます。人気の園はAAランクでも普通に落ちます。
第一希望だけを書く人は、障害者・ひとり親・単身赴任など、他にも加点要素がある。気兼ねなく育休延長できる会社に勤めている。など、限られた人だけのように思います。
とにかく下の子をどこかの保育施設に預けたい場合は…
新規で申し込みをする児童と同様に、できるだけたくさんの園を書くのがおすすめです。たしかに兄弟姉妹を別々の保育施設に預けるのは大変ですが、年度途中での転園もできます。
兄弟児の転園はランクアップの対象となるので、新規の児童よりも優先的な入所が可能です。育休延長が厳しい場合は、まず預けることを最優先に考えてみましょう。
まとめ
待機児童問題は徐々に解消しているものの、まだまだ保育施設不足は続いています。兄弟で同じ保育園に入りたいのであれば、企業勤めのフルタイムが、ひとつのボーダーとなるでしょう。
ちなみに私は上の子が横浜保育室卒園の3歳児、下の子が新規の1歳児で申請予定です。最近増加している小規模保育、家庭的保育の卒園児がどうなるのかも、そのうちまとめてみたいと思っています。
なにはともあれ、みなさんが希望の保育園には入れることを願っています!