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【隠れ待機児童は3000人以上?!】横浜のリアルな保育園事情と保活を突破するために絶対しておきたいこと

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こんにちは。松納言(しょうなごん)です。

 

今年も『#保育園落ちた』の季節となりましたが、みなさんいかがでしたか。私は長男と次男の申し込みを行いましたが、一次選考で保留通知が届きました。

 

ちなみに長男は小規模保育室の卒園児となるため、ランクはAA+8(かなりの高得点)です。複数の保育園を記入しましたが、それでもだめでした。納得できず区役所に問い合わせたところ、敗因がわかってきました

 

ここでは、横浜のリアルな保育園事情と保活を突破するために絶対にしておきたいことを紹介していきたいと思います。

 

保留児童という名の落とし穴

横浜で少しでも保活をしたことがあれば、周知の事実かもしれませんが、横浜には『待機児童』の他に、『保留児童』という言葉があります。

 

この保留児童という言葉が、非常にわかりづらい。実際、区役所にも苦情の声が多いようで、保留通知と共に保留児童の定義に関する書類も同封されてきました。それによると、基本的に『保育園に入所できなかった場合は保留児童としてカウント』されます。その中から、さらに以下の該当者を除いた人数が、待機児童となります。

 

  1. 横浜保育室等の利用者
  2. 育児休業中で復職の意思のない人
  3. 第一希望のみ申し込みの人
  4. 特定保育所等のみを申し込んでいる人
  5. 主に自宅において求職活動をされている人
  6. 複数回にわたり、区役所職員が電話等で所在を確認した結果、連絡がつかなかった人

 

これだけ条件が設定すれば、そりゃ待機児童数は減ります。しかも、泣く泣く育休を延長した人も、復職の意思のない人とみなされるケースもあるようです。

 

よって、横浜で保活をする際は、待機児童数ではなく保留児童数(隠れ待機児童数)を確認することが何より重要です。

 

横浜は隠れ待機児童数がワースト1位というデータも

朝日新聞デジタルでは、隠れ待機児童にスポットをあて、それを見える化するプロジェクトが立ち上げられています。

 

www.asahi.com

このデータによると、横浜はワースト1位です。2018年は、その数3080人。全国的にみても、保活激戦区であることは間違いなさそうです。

 

AAランク、加点付きでも入所できない現状

私は小規模保育室に通わせている長男と自宅保育中の次男の申し込みを行いました。

 

両親共にフルタイム、通勤は1時間以上、実家も義実家も遠方です。最高ランクであるAAに卒園児、兄弟児など複数の加点がついたので、どこからは入れるだろうと思っていたのですが、結果はまさかの『保育園落ちた』となりました。

 

最高ランクで大幅な加点ありでも落ちた理由

今思い返すと、強気に攻めすぎました。特に失敗したなと思うのは、次の2点です。

  1. 兄弟同園での利用のみを希望した
  2. 不人気園を避けて申請した

横浜市では兄弟児の入園が非常に有利です。すでに上の子が在籍している場合は、ランクの引き上げと大幅な加点がされるため、小さな保育園になると0歳~2歳の枠は、ほぼ兄弟児で埋まってしまうことも珍しくありません。

 

よって、第一子が人気の園に入るのは、かなり狭き門です。さらに、今回の結果を踏まえて、横浜保育室・小規模保育室・家庭的保育室の卒園児と、その兄弟児が新規で同園に入ることは難しいということがわかりました。

 

ただし、人気園だけでなく、利便性の悪い保育園や受け入れ枠の多い公立の保育園などを選択肢に加えることで、新規であっても兄弟同園となる可能性を引き上げることはできるでしょう。

 

区役所に問い合わせることの重要性

保留児童なるものをつくり、待機児童数を少なくみせている横浜市の態度に、不信感を抱く保護者も多いはずです。

 

けれども、区役所に問い合わせることは重要です。私は事前に電話をしたあと、窓口を訪れましたが、どうやら電話した内容はデータベースか何かに保存されていたようで、話もスムーズに進みました。(少しめんどくさい内容だったので、口頭で共有していた可能性もありますが…)

 

横浜市では応募総数やリアルタイムの空き情報をホームページに公開している区もあります。ただ、そのページにたどり着くのが少し難しいので、そういった情報を知る上でも、一度窓口に足を運んでみるとよいかもしれません。

 

納得できない場合は情報開示請求をしよう

どうして落ちたか納得できない。そんなときは、まず自分自身のランクを確認しましょう。もしかすると、ランクや加点の基準を満たしておらず、想定よりも低い認定がされているかもしれません。

 

また横浜以外のエリアでは、書類の不備や役所のミスで、低い点数をつけられてしまう、といった事故が発生している話も聞きます。

 

市町村によっては保育園に落ちた際、『待機順位を教えてくれる』『内定者の最高点と最低点を教えてくれる』ところもありますが、横浜市はあまり積極的に情報を開示していない印象がありました。

 

自分自身のランクも個人情報となるため、正式には情報開示請求が必要となります。場合によっては窓口で口頭で教えてもらえることもあるようですが、確実な情報がほしいのであれば、情報開示請求を検討してみましょう。情報開示請求をするためには、印鑑等が必要ですが、手順については区役所で教えてもらえます。

 

さいごに

横浜市は保育園激戦区です。ランクが高くても、大幅な加点があっても、落ちるときは落ちます。ただし、ランクが低くても、保育園を諦める必要はありません。

どこならば入りやすいのか、といった情報は区役所のホームページから得ることができます。また、窓口では、さらに詳しい情報収取が可能です。

保活は情報戦です。ネットだけに頼るのではなく、自分自身の足でリアルタイムの情報を収集することが、保活を成功させるための秘訣といえるでしょう。