東京マザーズ通信

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保護者の視点から見る”連絡帳の電子化”について

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こんにちは。松納言(しょうなごん)です。

 

世界的なペーパーレス、電子化の波は日本の保育業界にも押し寄せています。息子の通う小規模保育室でも、連絡帳の電子化が試験的に導入されました。ここでは、保護者の視点から、メリットとデメリットについて考察していきます。

 

第一印象はめんどくさい…

紙の連絡帳に慣れていたので、アプリでのやりとりは手間に感じました。食事・排せつ・体温・報告事項など、ポチポチとスマホで入力するくらいなら、手書きの方が早いです。

 

過去の情報も探しづらい

一般的に、電子化はデータの蓄積や検索に向いています。しかし、スマホタブレットからの操作がメインの保護者側からすると、紙の連絡帳の方が便利でした。

紙の連絡帳の場合、何となくページをめくっていければ、探しているページにたどり着けます。しかし、アプリになると、「7月1日のページにアクセス。連絡の項目をタップ。スクロール、スクロール、スクロール。…ここじゃない」「7月2日のページにアクセス。連絡の項目をタップ。(以下同文)」といった具合に、なかなか目的の場所までたどり着けません。

キーボード付きのPCであれば、サクサクと検索できるので、保育園の運営母体や管理者にとっては電子化のメリットはあるでしょう。けれども、保護者側からすると「検索」の観点では、紙の連絡帳に分があります。

 

最大のメリットは複数人で情報をタイムリーに共有できる点

電子連絡帳を利用する一番のメリットは、複数人でタイムリーな情報共有ができる点です。たとえば、保育園側から「急な発熱と嘔吐があるので、すぐにお迎えに来てください」という連絡が来たとします。

これまでは、母の携帯⇒父の携帯⇒祖父母の携帯と、優先度に合わせて電話連絡をしていたものが、一括で周知できるようになります。これにより、スピーディーな対応が可能となるように感じました。

 

電子連絡帳の普及のためには

電子連絡帳には、子どもたちの写真をアップしたり、送迎バスの運行状況をリアルタイムで発信したり、さまざまな機能があります。

確かにこれらは便利な機能ですが、これらのツールを活用すればするほど、現場の保育士の負担は増します。

テスト運用をして感じたことは、管理者のための電子連絡帳となっていないか?という点です。もちろん、保育環境を整えていくためには、全体的な視点が必要です。そのためには、データ集積と分析が必要不可欠となるでしょう。

しかし、連絡帳の本来の用途は、児童の様子を保護者と保育者が共有することです。私も先生からのコメントを、毎日楽しみにしています。それだけで十分なのです。

多機能を追求するよりも、いかに保護者と保育者の負担を減らし、児童の様子を効率よく伝えられるかが大切なのではないでしょうか。

 

 「こんなこともできます!」「あんなこともできます!」ではなく、保護者と保育者に寄り添い、厳選した機能だけを使用することが電子連絡帳の普及に繋がっていくように感じました。